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SARS中成薬1・2号の臨床研究が始まる
中国の食品薬品監督管理局の批准により、2つの中成薬「連花清瘟膠嚢(カプセル)」と「複方鼈甲軟片(錠剤)」が臨床研究の段階に入った。食品薬品監督管理局がSARS関連医薬品の許可申請を早める政策を採択してから、始めてのSARS治療を対象にした中成薬となる。
7 月2日の中国食品薬品監督管理局の関係者の話によると、現在SARSに関する医学的解明がまだ完全でないため、上記2種類の中成薬の使用に関しては使える患者の対象を限定している。それによると「連花清瘟膠嚢」はSARS初期の発熱患者に、「複方鼈甲軟片」はSARSによる肺の炎症の吸収、および肺組織の繊維化の治療に用いられる。これら2種類の中成薬は、食品薬品監督管理局がSARS治療薬として申請を受けてから、研究段階においてもある程度の有効性と安全性が確認されたとしている。今後更なる臨床研究を進め、注意すべき問題点などを洗い出すことになる。
(2003年7月2日の新華網より抜粋、山之内 淳)
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