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雲南省でもエイズ患者1000人あまりが中医薬治療を受ける
雲南省のエイズ対策部門では、省内の1175人のエイズ患者に対して、中医治療を開始し、患者のQOLを高めるのに貢献し始めている。
雲南省は、中国で2箇所目の中医学を本格的にエイズ治療に導入した省の一つで、中医薬によるエイズ治療プロジェクトの試験エリアに指定されている6つの省の一つでもある。
これまでの研究の成果から、中国の国家中医薬治療エイズ臨床技術方案にのっとって、2つの主要方剤を定め、すでに2種類の中成薬を開発した。さらに、雲南省の1346人の医療関係者を対象にエイズ教育を行って、8つの拠点を使っての中医学によるエイズ治療を実践してきた。
現在、エイズに対する中医学の治療は、主に免疫力を高める点から研究が行われていて、さらに新薬を使うことにより発生する副作用の軽減にも使われる。そして、感染症の発生を抑え、QOLを高めることに一定の成果を出しはじめている。
2005年末までに、雲南省で報告されたエイズ感染者数は40157例で、そのうち2200人が発症し、1541人が死亡した。
出典:新華社
担当:山之内 淳
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