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WHOが『中医臨床指南』の編集を進める
WHOでは、中医学の臨床治療の効率化をすすめるために、『中医臨床指南』の編纂作業を進めている。この11月も、中国中医科学院で、WHO西太平洋伝統医学顧問崔昇勛氏らも参加して、編集作業の討論が行われた。
この『中医臨床指南』はWHOが主導となって、Evidence Based Medicine(EBM)の考え方に基づき編纂されており、中国の中医薬の専門家のほかにも、日本・韓国の専門家も参加している。国際的に、中医学治療の標準化を目指すプロジェクトの一環。
2005年より作業が行われていて、WHOのほかにも中国科技部の支持も受けている。これまでに、経穴部分と中医専門用語の標準化がほぼ完了し、『中医臨床指南』に掲載された。
現在、中医眼科と中医腫瘍学部分の骨組みが完成したとしている。『中医臨床指南』では、27種類の病証が取り上げられることになってる。
国際的な基準を設けることにより、弁証論治の中医学的特色を発揮させるのが狙い。
出典:中国中医薬報
担当:岸田 賢治
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