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麝香保心丸が「国家中薬保密品種」の指定を受ける
現在でも中国の臨床で虚血性心疾患や心筋梗塞に広く使われている中成薬「麝香保心丸」が、中国の「国家中薬保密品種」の指定を受けた。
麝香保心丸の生産技術や処方の詳細が今後は中国国家の最高機密に指定さ保護される。
近年、上海エリアでは唯一の中成薬の機密指定となり、中医学の世界でも指定を受けるのは珍しい。
「麝香保心丸」は、麝香・人参の抽出エキス・人工牛黄・肉桂・蘇合香・蟾酥・氷片によって構成されている。主な効能は「芳香温通・益気強心」で心臓が原因の胸悶や胸の痛みに使われる。
発作時に舌の下に服用することにより、胸の痛みを和らげ、冠状動脈の拡張作用が報告されている。そのほか、最近では、血管再生の作用も報告されており、30年以上の歴史をもつ中国人にはおなじみの中成薬。
出典:新聞晩報
担当:岸田 賢治
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