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WHO第4回鍼灸経穴定位国際標準化会議が韓国で開催される
5月に入って、第4回国際標準化経穴部位非正式会議が韓国の大田で開催された。この会議には、中国・日本・韓国から鍼灸の研究・教育・臨床に携わっている専門家21名が参加した。中国からは、中国中医研究院鍼灸所の4名の専門家が参加したほか、WHO西太平洋地区の崔昇勛氏、韓国衛生部行政庁長である柳英鶴氏などが開幕式に出席した。
今回の会議では、第1回の会議で残された18箇所の経穴の定位と、24箇所の位置は一致しているものの定位の表現法に関して統一が図れなかった経穴に関して、討論が行われた。その結果、中国の方式が取り入れられることになり、基本的に335箇所の経穴の大部分において中国方式が採用されたことになった。そのほか、英語による翻訳の問題や経穴模型作成の問題などの討論も行われた。
鍼灸学が世界に広まるにつれて、『経穴部位』の問題が重要になり、WHOを中心にしてその国際標準化の作業が行われてきた。2003年10月にマニラで会合が開かれ以来、2004年には北京と京都で、さらに2005年2月には北京で第1回の正式会議が開催された。非公式会議は今回で4回目。
出典:中国中医薬報 2005年5月9日
担当:山之内 淳
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