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中国、B型肝炎表面抗原陽性キャリア、全人口の1/10
B型肝炎の大国としても有名な中国だが、この治療・予防には中医学と西洋医学両方を挙げて対策に取り掛かっている。中国疾病予防コントロールセンターでは、現在B型肝炎と麻疹、ポリオの撲滅のために、予防接種に取り組んでいる。
その中でも、2003年1年間で増加したB型肝炎の患者数は70万人で、全人口に占めるB型肝炎表面抗原陽性キャリアの割合は約1/10となっている。そこで、2002年からB型肝炎の予防接種が新生児に必要な予防接種と指定され、生後24時間以内に接種できるように制度化が進められている。B型肝炎の予防接種にかかる費用は1回10元(140円ほど)にまで下がった。
また、日本脳炎に関しても、上海など11の省区において、予防接種として行われるようになった。国が大きいだけに普及させるのがなかなか大変だが、伝染病対策に本格的に力を入れ始めている中国だ。
出典:新華社
担当:山之内 淳
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