中国衛生部の朱慶生副部長によると、中国全国で現在精神病を抱える患者の数が増加傾向にあり、発病率は12.47‰、数にして1600万人に達することが分かった。
特に、都市部では経済発展に伴い生活習慣が変化し、さらに競争の激化、子供たちも受験勉強などで相当なストレスを抱えていると言われ、如何に解決するかが社会問題にもなりつつある。中国では2002年に『中国精神衛生工作規則』を制定し、2010年までに児童・青少年の精神病疾患および心理的障害の発生率を20%にまで抑え、精神分裂症の治癒率を60%にまで高める目標を立てている。
出典:上海中医薬報 2004年10月22日号
担当:岸田憲次