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中国、流動人口1億人、健康問題に懸念も
11月5日に中国流動児童工作経験交流会が開催され、その中で中国首都小児科研究所によると、約1億人近くいるといわれている流動人口に関しての健康問題が取り上げられた。現在中国では都市化が進むに従って、全国的に農村から都市へ移動する流動人口が急増し、その数は1億人に達するといわれている。しかし、これら人々が都市部で生活するに従って、栄養状態や衛生問題など問題が多く、伝染病や性病、とくにエイズなどの温床になりかねないと警鐘を鳴らしている。さらに、病気になっても都市部の高い医療費が負担できないため、病院にいけないという現実も見受けられる。また農村出身者の多くは中学以下の学歴で、特に健康問題に関しての教育も十分に受けていない。今後、政府の流動人口対策に本腰を入れる必要性を訴えている。2003年に北京・上海・広州・深センを対象に流動人口に関する調査が行われた。
出典:新華社 北京 2004年11月6日
担当:岸田憲次
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