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3割の癌患者の子供、貧困により治療を放棄
広州の14歳以下の子供の悪性腫瘍の発生率は19/10万で、北京・上海よりも発生率が高いことが分かった。さらにそのうち3割の子供が貧困により治療が受けられないことも問題化している。
広州中山二院黄紹良教授によれば、子供が悪性腫瘍になった場合、抗がん剤などに対しては敏感であり治療効果も大人より60%高いといわれている。しかし、治療費が高く、一般に10万元から20万元(250万円前後)を必要として、その結果貧困により治療できない子供が多い。そのため上海では1996年より全国で始めて児童医療互助基金を設立し、0~5歳の子供に関しては毎年60元、6~18歳の子供に関しては50元を納付させ、病気になった子供に対して毎年最高10万元の医療費を支出するシステムを作った。しかし、まだ中国各地に広まっておらず、広州などでも運用されることが期待されている。
出典:羊城晩報 1月25日
担当:岸田 憲次
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