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把握しきれていない中国のエイズ患者
中国衛生部と国連がまとめた中国のエイズ患者の動向について、現在中国には感染者が84万人いるとされているが、衛生部副部長王隴徳氏によれば、2004年末までに中国のエイズ患者の感染者は106990人、患者数は23955例で、実際には12.7%しか把握できていないことを明らかにした。2003年に把握できた数は全体の7.4%であったことから比較すれば、この数字は増加しているものの、まだ大部分は把握しきれていないため、対策を講じる大きな障害となっている。
現在、中国では貧困地区のエイズ患者に対しては、匿名でかつ無料の検査や、エイズにより両親を失った子供たちには無料で学校にいかせる、妊婦に対してはエイズに関する無料相談窓口を設置するなど対策を進めてきた。また、現在中国全土で実施されているエイズ観測点は247箇所にまで増やされている。
出典:新華社 北京 2005年3月18日
担当:岸田憲治
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