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豊かになってきた上海近郊の農民、成人病も増加
上海近郊の農民は、中国全国の中でも比較的経済的にも恵まれており、昨今の生活環境の改善は著しい。しかし、その一方で離農する人も増えてきており、その結果今まであまり多くなかった成人病を患う農民が増えてきている。
上海市宏康医院健康診断センターが行った「全国文明農村」に指定されている上海市松江区新橋鎮春申村の90名の農民を対象に行った無料の健康診断で、高血脂症の人が14人で全体の15.5%、高血圧の人が31人で全体の34.4%、心電図に問題がある人が20人で、全体の35.5%、胆のう炎の人が19人で全体の21.2%となった。
以前は、肉類を多く摂取することも無かった農民たちだが、最近は脂肪の摂取が増え続けており、一方で農作業が減って運動が不足している人が多いことも明らかになった。高血脂症に関しては、市中心部の住民で発生率は7%~10%となっており、農村地区でその割合が高いことがわかる。
出典:新聞晩報 2005年5月18日
担当:山之内 淳
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