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中国人のコレステロール値が上昇傾向
一昔前の中華料理は今ほど脂っこくなかった。ところが、昨今経済的に豊かになってくると、人々が食する肉類が急増し、メニューも豊富になった。さらに、この脂っこい中華料理を食べ続けると、健康に影響をもたらすことは避けられない。とても「お茶を飲んで脂を落とす」などといっている場合ではない。
2005年5月20日に上海で第8回輝瑞アジア心血管疾患研究討論会が開催された。この中で、食生活の変化に伴う中国人の血中コレステロール値の変化について取り上げられ、明らかに上昇の傾向があることが報告された。さらに、心筋梗塞など重篤な心臓病で亡くなる患者数も増加し、専門家たちは市民の意識改革と、抜本的な対策が必要であることを訴えた。
具体的には、全世界で2003年で心血管疾患(心臓病・中風・その他の血管に関する疾患)でなくなった人の29.2%は中国で、その数は260万人に達する。毎日に平均すると7000人となり、12秒に1人の割合で中国で亡くなっていることになる。その年齢層は壮年期が圧倒的に多く、社会に与える影響も必至だ。
出典:新聞晩報 2005年5月20日
担当:山之内 淳
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