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上海で大腸がんの患者が低年齢化傾向
中国でも食生活の変化に伴って、大腸がんの患者が増加傾向にあり、さらに低年齢化していることが指摘されている。上海市内にある総合病院中山病院の専門家によれば、今年に入って30歳以下の大腸がんの患者が6例発見されたほか、ここ数年であわせて150名あまりの患者が診断されたという。この病院で診断された最年少の患者は14歳の少女。はじめの症状は腹痛で、家族も重視していなかった。回虫に寄生したとして治療されたものの、一向に回復せず、半年後に検査を受けた際にはすでに末期の大腸がんと診断された。
現在、中国における中華料理は経済の発展に従ってますます脂肪分の摂取が増え、それらをよく食する若者にとっては大きな脅威となっている。また、父母が大腸がんである場合は、大腸がんになる確率が普通の人よりも6倍高くなるため、とくに重点的に毎年の検査が必要であるとしている。原因不明の貧血や、腹部膨満感、大便の出血などが見られる場合は注意が必要だ。
出典:青年報 2005年6月9日
担当:岸田 賢治
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