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上海で今年初めての日本脳炎患者
上海市公共衛生センターによると、今年に入って第1例目の日本脳炎患者が収容されたと発表された。この患者の年齢は20歳前後で、現在高熱で意識不明の状態で、重症。一般に、日本脳炎患者の死亡率は10%未満とされているが、重症患者の場合は15%以上になることもある。上海でも毎年日本脳炎で死亡する患者が発生している。さらに、重症患者のうち5-20%の割合で脳に後遺症がのこる場合もある。主な症状としては言語能力に障害が出たり、四肢の運動が不自由になったり、癲癇が起こる場合もある。
現在、この患者を収容した病院側では蚊による伝染を防ぐために、病室を密閉させているほか、病室に網戸を取り付けるなどの対策を行っている。
これをうけて、上海市衛生局では、緊急通知を出し、デング熱や日本脳炎の予防のために、蚊対策を重点的に行うように各地区に呼びかけているいるほか、外来流動人口が多い地区の子供を中心に日本脳炎の予防接種を完全に行うように指示を出した。
出典:青年報 2005年7月18日
担当:岸田賢治
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