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中国人の食生活の変化
中国疾病予防コントロールセンターの栄養と食品安全所が、中国における食生活の変化について報告書を発表した。大規模な調査としては、今回が初めて。
その中で、まず肉類の摂取の増加が顕著で、40年前と比較すると10倍になっている。全世界では肉の摂取量が2倍になっているところからも、この変化は大きい。その結果、肥満が原因で高血圧になる確率が31%にまで増加している。
その一方で、野菜や果物の摂取が減っている。都市に住む市民の果物の摂取量は1992年の1日80.1グラムから2002年には69.3グラム、野菜に関しては319.3グラムから251.9グラムに大幅に減少している。理想的な果物の1日の摂取量100グラム~200グラム、野菜の摂取量400グラム~500グラムにはまだ程遠い。
中国人の食塩の摂取に関しては若干の減少が見られた。都市部住民の1日の食塩の摂取量は1992年の13グラムから、2002年は11グラムに、農村部では14グラムから12グラムに減少した。それでもWHOが定める1日6グラム以内の基準よりはるかに多い。今後さらに薄味傾向がすすむと見られるものの、まだまだ味付けは濃いようだ。
出典:『青年報』 2005年7月26日
担当:岸田賢治
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