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広東省・福建省でのコレラ発生状況 

 福建省と広東省であいついでコレラの発生報告が続いている。福建省衛生庁によれば、福州市では8月12日に初めてコレラの症例が報告されて以来、9月12日までに全省であわせて172例の症例が確認されており、そのうち137例が福州市で発生している。今のところ死亡症例は出ていないほか、第2代目の伝染も確認されていない。一方で、広東省衛生庁では広東省では、今年に入って57例のコレラ患者が確認されている。こちらも死亡患者は出ていない。
 コレラは主に口から感染するため、手洗いなどの基本的な生活習慣と、生水を飲まない、生ものを食べない(特に海産物)、しっかりと火を通す、など基本事項を励行すれば予防できる。とくに、食物からの伝播が広東省・福建省では多く見られている。ほとんどの患者が軽度の下痢でおさまっているようだが、中には1日十数回も続く腹痛を伴わない水のような下痢が続く場合もある。一般に潜伏期間は数時間から5日間ほど、多くは2日から3日ほどだ。 

出典:羊城晩報 2005年9月23日など 
担当:山之内 淳


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