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中国で高血圧の患者が激増、1.6億人も
10月8日は中国では全国高血圧の日に指定されていて、各地で様々なキャンペーンが行われている。中国政府が公表した中国人の栄養と健康状態調査で、中国で15歳以上の人々で高血圧と診断された人の数は1.6億人おり、発病率は17.65%となっている。これは1991年と比較しても31%の増加となっている。一方で、上海市疾病予防コントロールセンターが明らかにした上海地区での高血圧患者の数は200万人に及ぶといわれている。上海市では、この状況に危機感を持っており、10月8日から15日にかけて上海市疾病コントロールセンターが中心となって、キャンペーンを行う。
上海市で高血圧の患者が増加している理由として、タバコ・酒・運動不足のほかに、塩分の取りすぎが大きな問題となっている。また、脂っこい食事と精神的ストレスが拍車をかけているとしている。そこで、地域に設置されている社区サービスセンターにて33歳以上で、初めて病院を訪れるに患者に対しては血圧測定を徹底し、患者の意識を高めてもらう。さらに『上海市社区高血圧防治工作指南』をつくり、地域医療での高血圧予防の指針を作成した。
出典:東方早報 2005年10月6日
担当:山之内 淳
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