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中国人女性の肺癌は、料理のときに発生する煙が原因か?
中華料理は炒め物が多いため、必然的に煙が出やすい。そこで中国人女性の肺癌の発生とその原因についての調査が上海第2医科大学で行われ、その結果上海地区の672例の女性の肺癌患者のうち、その原因として料理のときに発生する煙とさらに台所全体の環境とが密接に関係していることがわかった。たとえば、台所の換気が良くない、さらに台所と寝室との間仕切りが十分ではないはない、炒める料理が多い、なども原因となっている。
南京でも同様の研究が行われ、91例の原発性肺癌のうち、遺伝による影響・タバコによる影響・料理による影響などの原因を分析したところ、扁平上皮癌の51%、腺癌の61%が家庭の台所で発生する煙と関係があることが分かった。
まだ、直接的な因果関係は明らかではないが、少なくとも流行病学的には、何らかの関係があることが分かっている。
出典:新聞晨報 2005年10月22日
担当:岸田賢治
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