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上海市の総合病院、診察室1人一部屋制へ
中国の病院といえば、診察室に他の患者がいるのが常識だったが、上海市では診察室1人一部屋制を推進していくことになった。5年以内に23の市立病院(三級医院)で、基本的にすべて診察室1人一部屋制が実現する。すでに、一部の三級病院では実現しており、これをさらに他の病院にも進めていく。最近、人々のプライバシーに対する意識の拡大から、他人に自分の病状を聞かれたくないという患者が増加しているのが背景にある。
また、患者の再検査によるコストアップを避けるため、CTやMRIなどの検査結果を共有するネットワークの建設を進めている。上海市が進めるPACSシステムは、すでに瑞金病院など市立病院を中心に設置が行われているが、これを5年以内に市内の三級病院で確立させる。これによりPETやCTなどの検査をお互いの病院のデーターを共有しあい、医療コストの削減を目指す。
出典:新聞晨報 2005年11月30日
担当:岸田 賢治
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