サイト内キーワード検索


お問い合せ

東洋学術出版社

〒272-0021
 千葉県市川市八幡
 2-16-15-405

販売部

  TEL:047-321-4428
  FAX:047-321-4429

編集部

  TEL:047-335-6780
  FAX:047-300-0565

▼中国最新情報

« 中国最新情報 トップに戻る

重篤患者はまず治療を、中国衛生部が通知 

 1月7日に行われた中国全国衛生工作会議で、衛生部の高強部長は、公立病院の行うべき医療義務として、医療救助基金を設立して、重篤患者に対してはまず治療を行い、さらに入院代の安い病院を設立することを求めた。これには、一部病院で医療費の支払いを求めてから、治療を行う病院があり、治療のタイミングを逃すケースがかねてから指摘されていた。

 また、公立病院に関しては、農民や失業者などが気楽に医療サービスを受けられるように診療報酬など医療コストの低下を求め、また、昨今中国の公立病院でも急速に増えている「特殊医療サービス」(専門家を起用して高価な医療サービスを行うシステム)に関しても、政府が規制をかけていくことを表明している。さらに、このような特殊医療サービスを行うベッド数は、病院全体のベッド数の10%以下に抑えるようにとしている。
 
 さらに、これら特殊外来の利益の一部をプールして、医療救助基金を設け、医療費の支払いが困難な場合に治療費を補填できるシステムを各病院が作るように求めている。

 ただ、患者の間でも高価な医療を求めるニーズも高く、実際に両者のバランスを取るのが難しいのが現実のようだ。 

出典:新民晩報 2006年1月8日 
担当:山之内 淳


ページトップへ戻る