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中国大都市で増加傾向にある腎臓病患者
去る3月9日は「世界腎臓デー」だったが、中華医学会腎臓病分会によれば、上海や北京などの大都市で毎年4000人が新たに透析治療を受けていることが明らかになっている。
透析治療に対する患者の医療負担は大きく、腎臓移植や透析に伴う医療費は一人当たり10万人民元となっいて、合計で毎年4億元が使われている。一方で、中国全土での40歳以上の成人の慢性腎臓病の発生率は、初歩的な調査でも8%から9%になっている。
北京市の場合、40歳以上の成人のうち、腎臓に問題がある患者の数は、全体の18.7%にもおよび、尿毒症患者の数も毎年10%の割合で増加しているというデータも出ている。
腎臓疾患の多くは、初期ではほとんど症状が見られないため、早期発見率が大幅に低いのが現状。そのためには、市民の積極的な検査が必要であるとして専門家は呼びかけている。
出典:東方早報 2006年3月9日
担当:山之内 淳
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