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中国、臓器移植への規制強化へ
2006年7月1日より『人体器官移植技術臨床応用管理暫行規定』が施行される。この規定では、病院としては中国で最高ランクに位置づけされる三級甲病院クラスなど、臓器移植が可能な医療機関を定め、資格のない病院の移植を禁止している。
上海の場合、2004年に行われた肝臓移植は400例、そのうち1年以上生きることができた人は全体の90%を占めているといわれている。しかし、手術費用は30万元前後と高額であり、病院にもたらす利益も多い。そのため、移植ができる病院を制限する狙いがある。
また、倫理面の問題に関しても、医者や市民、法律の専門家からなる倫理委員会の成立させ、移植に対する審査を厳しくする。また、移植前に家族の同意を得て、サインさせることや、臓器の売買を禁止することが明文化された。
出典:新華社 2006年3月28日
担当:岸田 賢治
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