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中国、2005年に慢性疾患で死亡した患者数、750万人
WHOの関係者が明らかにしたところによると、これから10年間で全世界で3.88億人が慢性疾患が原因で亡くなり、そのうち8000万人は中国人である可能性があることを指摘している。さらに、糖尿病、心臓病、中風の患者の増加にともない、中国では今後5500億米ドルの経済損失となる試算も明らかにしている。
2005年では、全世界で約3500万人が慢性疾患が原因でなくなっているが、そのうち80%が発展途上国で発生しており、中国での慢性疾患死亡者数は750万人に達する。
中国衛生部が発表したデータによれば、中国では3.5億人の喫煙者がおり、高血圧症の患者も1.6億人いるとされている。また、3億人が肥満もしくは体重が基準値を超えているとしている。喫煙に関しては、かなり深刻で、2000年のデータでは喫煙が原因で死亡した人は100万人と見込まれている。
現在、タバコが原因で死亡した人が、死亡した人全体に占める割合は12%だが、このままの状態が続けば、2020年には33%にまで増加すると警告している。すでにこの数は、エイズ・結核・交通事故・自殺でなくなった人の総和よりも多い。また、2002年の男性の喫煙率は66%で、女性が3.08%。特に、男性医師の喫煙率は50%を超えている。
中国では経済の発展に伴う食生活の変化、運動不足、喫煙が人々に与える影響が深刻化している。
出典:新民晩報 2006年5月10日
担当:岸田 賢治
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