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中国の医療関係者、635万人
中国衛生部統計信息中心のデータによれば、2005年末までに中国で医療関係に携わる人の数は635万人で、そのうち医療機関に勤める人は543万人、農村医療に携わる医師・医士(大学を卒業していない医師を医士と呼ぶ)の数は92万人に達することを明らかにしている。
この医療関係者のうち635万人のうち、国家試験に合格し、執業医師もしくは執業医師助理の資格をもつ医師は194万人、また135万人が登録された看護師となっている。
しかし、問題点としては、高学歴の医師がまだ少ないこと。特に医療衛生技術関連の人員のうち、医学などの必要な専門課程を卒業してない人は46万人に達するほか、学歴の大部分は専門学校・学部卒業で全体の74%を占めている。
一方で、修士・博士の学歴を持っている人は、2.3万人に過ぎない。また、主任医師・副主任医師の資格を取得している人も2.3万人しかおらず、その大部分は都市部に集中している。
一方で、医療管理部門の人員は37万人いる中国で、そのうち43%が医学関係の専攻を卒業しているほか、衛生行政管理幹部のうち、中医学専攻者の割合が85%にもなる。そのため、管理のための専門知識なしで、医療関係者が行政管理を行っている点に問題があると指摘されている。
出典:新華社
担当:岸田 賢治
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