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中国全国で増える中高生の成人病予備軍
6月11日付けの『京華新報』の報道によれば、北京の中高生のうち肥満である生徒の数は、5年前の倍に増えていることが明らかになった。
北京市で開かれた北京市小中学生体育工作会によれば、2005年に調査したデータをもとに分析を行ったところ、とくに中高生の体力および健康状態は大いに懸念されるべき状態にあると結論を出し、北京市教育委員会では、各校の体育に対する取り組みも、校長の年度評定に関係することを打ち出した。
この2005年全国学生体質健康調査で、中高生のうち中学生で血圧が高めの生徒の割合は全体の50%、高校生になると60%を超えていることが明らかになった。また、大学受験を控える高校3年生となると、その割合は66%となる。
中高生の体格は一律良くなっている一方で、肺活量や、走る速度、持久力などでいずれも下降傾向にあるという。
背景に、体育を軽視し、受験勉強に時間をあてる学校が少なくなく、昼休みなどにも補習を行い、運動する時間がないという点も指摘されている。
出典:京華新報 2006年6月11日
担当:岸田賢治
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