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中国人女性の肥満原因、半数は過食と関係ない?
上海市婦女病康復委員会によれば、最近行われた女性の肥満と飲食に関する調査で、調査対象の女性の50%以上が過食と関係ないことが明らかにされている。
この調査では、無作為に1000人の肥満女性を抽出して行われた。このうち、既婚者は67%、未婚者は33%。その結果、過食が原因と見られる肥満女性は、39%に過ぎなかった。
今回の調査では、肥満となっている女性のうち、三分の一が出生時の体重が4000グラムを超えていることが分かった。また、父母の体重が正常な場合、子供が肥満となるなる割合は9%であるのに対して、父母のうち、母親が肥満の場合なら、子供が肥満となる割合は40%となっている。さらに、父母両方とも肥満なら、その割合はさらに70%から80%に増える。
この結果に対して、肥満には遺伝的要素はあるものの、環境的要素が大きいという見方もある。たとえば、家族で運動することが少なければ、子供も運動が少なくなるといったケースだ。
さらに、中国でも多い肥満に対する社会の偏見が、ますます自暴自棄にさせて、心理面に影響を与えて、肥満を加速させているという心理的問題も原因であるとしている。
これまでの中国で行われた調査では、中国の都市人口の23.1%が肥満もしくは体重が超過しており、上海市ではその割合が最も多くて44.1%、北京市では33.1%、天津市では28.3%となっている。
出典:東方早報 2006年7月23日
担当:岸田 賢治
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