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陜西省で深刻化する日本脳炎、これまでに7人死亡 

 陜西省の衛生部門の発表によれば、陜西省では全省にわたって日本脳炎が拡大する傾向にあり、深刻度が増している。陜西省では緊急通知を出し、各地区の疾病予防コントロールセンターに対して、日本脳炎の蔓延を防ぐための対策を講じるように要求している。

 これまでのデータでは、8月14日までに日本脳炎に感染した人は186例、死亡例は7例となっている。去年の同時期と比較すると症例数では27.4%の増加となった。感染した症例のうち82%は児童または農民となっている。

 陜西省の疾病予防コントロールセンターでは、日本脳炎流行の原因となる蚊の退治に乗り出し、特に陜西省南部の安康、漢中、商洛の3都市に関しては、重点的に蚊の退治が行われた。また、衛生状態がよくない建設工事現場や道路工事現場には出稼ぎ労働者が集まっているため、日本脳炎対策のための衛生技術指導も行われている。

 観光地で有名な陜西省西安地区でも、今年は蚊の発生率が多く、国の定める基準よりも22%以上多い。特に日本脳炎の場合、人のほかに豚も感染源となっている。家畜の衛生管理も必要だ。

 予防接種を受けていない児童が蚊に刺されて、発熱や頭痛の症状がある場合は、日本脳炎の可能性もあるので、病院に速やかにいくように呼びかけている。

  

出典:青年報 2006年8月19日 
担当:岸田 賢治


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