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大黄を使って抗SARSウイルスの新薬研究

出典:新華社

 中国広西で行われている「中薬を利用したSARS治療薬の研究」にて、この研究テーマの責任者である羅偉生博士が、大黄にある成分のひとつに抗SARSウイルスの働きがあることを突き止めたことを発表した。  桂林医学院副院長の羅偉生博士らのグループは、これまで2年間の時間をかけて、中医学・西洋医学・分子生物学などの手段でもって、SARSウイルスに対して効果のある物質の研究を行ってきた。その中で、大黄の有効成分のひとつが、SARSウイルスの3CL蛋白酵素の活性を抑える働きがあることを突き止めた。  大黄は、中薬ではおなじみの生薬で、廉価で広く臨床でも使われている。この研究では、SARSウイルスのほかにもインフルエンザウイルスにも効果があることがわかっており、今後の応用が期待されている。桂林医学院天然薬物研究室では、今後さらに大黄を使ったSARS治療薬の研究を進めていくとしている。 

資料収録時間:2005/5/11

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