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三伏天に入り、中国の鍼灸科は各地で大忙し
この時期、中国の鍼灸科の医師は極端に忙しくなる。暦の上では三伏天に入るため、この時期に冬に病気を治療する習慣がある。いわゆる「冬病夏治」の考え方だ。特に、夏場の暑い時期は人体の陽気が盛んなため、体表にある腠理が十分に開いており、治療効果もあがるというわけだ。灸や敷貼治療をするのにもベストの時期ともいえる。
ちなみに2005年の三伏天は、7月15日、7月25日、8月14日で、この期間中に鍼灸科に訪れる患者は特に多い。広東省中医院では、7月24日と25日の2日間で4万人が鍼灸科を訪れて針灸や敷貼治療を受けた。
三伏天の治療に比較的多く行われる疾患が、アレルギー性鼻炎、喘息、虚弱体質で冬場によく風邪を引く人、虚寒性の胃痛など。広州などで仕事をしている西洋人も治療に訪れている。
出典:中国中医薬報 2005年7月28日
担当:山之内 淳
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