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上海、鍼灸・推拿・骨傷科の医師を重点養成へ
上海市衛生局は、『上海市高層次鍼推傷臨床人材培養工作実施弁法』を定め、鍼灸・推拿・骨傷科において一定の臨床経験をもった比較的レベルの高い医師を育成するプログラムを開始する。
このプログラムの対象となるのは、40歳以下(特殊な場合は45歳以下まで認める)で、医学部を卒業し、医師資格を取得後の臨床経験を8年以上もち、さらに主治医の国家資格をもって3年以上の経験のある医師で、実践的な中医弁証能力がある人が選抜される。最終的には27人が選ばれる見込みだ。
トレーニング期間は2年間のうち10ヶ月は指導する老中医につかなければならないことになっている。また、トレーニングプログラムは上海市衛生局と指導する老中医によって決められる。
期間中、給与などの福利待遇は在職中と同じで、さらに衛生局から3万人民元の補助がでるほか、指導する老中医にも指導費が支給される。
鍼灸・推拿・骨傷科では、まだ独自の技術をもっている老中医が少なくなく、彼らの経験を継承するのに導入されたシステムといえる。
出典:上海中医薬報 2006年1月
担当:山之内 淳
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