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中国製のいわゆる中成薬が原因と疑われる健康被害事例について
▼中国製のいわゆる漢方薬が原因と疑われる健康被害事例について
(この情報は、平成16年1月6日に山口県により報道発表されたもので、厚生労働省においてもプレスへ情報提供を行っているものです。)
下記に記載した中国製のいわゆる漢方薬を服用された方で、当該製品が原因と疑われる肺炎症状、肝機能障害、腎機能障害等を示して、死亡された事例が報告されております。
いわゆる漢方薬の安易な海外での購入や個人輸入による服用は、重篤な健康被害が現れる可能性もありますので、医師と相談の上での服用を心がけて下さい。
記
商品名:不明
成分:不明
購入先:童涵春堂(中国 上海)
形状:粒剤(粒径約2mm、0.04g)
(写真、本文ともに厚生労働省のホームページより)
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なおこれに先駆けて読売新聞が1月6日にニュースとしてとりあげている。そこでは山口県薬務課の1月6日の発表として、山口県内の50歳代の会社員男性が、中国で購入した中成薬を服用後に死亡した、と発表した。
同課によると、中成薬の製品名は不明。直径2ミリ、0・04グラムの粒剤で、陶磁器製の容器2個に計100グラム分が入っていた。
男性は2002年10月末、研修旅行で訪れた上海の漢方薬専門店で購入。昨年9月に風邪をひいた際、同県防府市の診療所で処方された解熱剤と一緒に服用した。その後、肝機能や腎機能の障害、肺炎などの症状を起こし入院、12月中旬に多臓器不全で死亡した。
中成薬の容器に張られた日本語の説明書きによると、糖尿病用とみられる。男性は約70グラムを使用しており、別の糖尿病の薬も以前から服用していたという。 山口県の粒剤分析では、中国製ダイエット食品で肝機能障害が問題となったN―ニトロソフェンフルラミンなどの成分は検出されなかったが、同課は他の医薬品による副作用は考えられないとしている。
実際に筆者も上海の観光地豫園にある童涵春堂に厚生労働省がもった写真をもって問い合わせてみたが、過去にこの薬が販売されていたかどうかも分からないとのことだった。上海ではここ最近薬の管理が厳しくなっている。したがって薬名も成分もまったく分からないような薬が薬局に並べられる可能性は低い。現在は健康食品、医薬品の分類のほかにも中成薬に関しては、医師の処方が必要なもの、必要でないものの分類も行われている。写真を見る限り、日本語の簡単な説明がある程度なので、正規のルートを通らずに観光客用に売られた薬であることも十分に考えられる。
出典:読売新聞、厚生労働省ホームページより参考
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