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公共衛生の部門で、中医学の発揮を、上海で会議
2004年3月23日に「2004年上海市中医薬工作会議」が開催された。このなかで去年のSARSに関する取り組みを踏まえ、上海市に中医学と西洋医学を両方導入した伝染病医院を建設する計画が発表された。計画では市内の13箇所の総合病院の中医科が一致して、SARSのような突発的な伝染病の対策にあたる。また市民により一層に中医学の医療を提供できるように2004年度は上海市内の各区や県において、「中医薬医療サービスモデル地区」の制定を行う。
上海には上海中医薬大学付属の龍華医院、岳陽医院、曙光医院、上海市中医医院などが中心的役割を果たしているものの、それ以外の小規模病院では、中医学の医療現場における活用があまり盛んではないため、てこ入れをはかる。
その他、老中医と呼ばれるベテラン医師の経験を後代に伝えるために、新たに30の老中医専属の研究室を設置し、市内にある12箇所の中国国家クラスの中医重点科、および54箇所の上海市中医特色科のさらなる発展を目指す。
出典:新民晩報、東方早報など多数に掲載、2003年3月24日
担当:山
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