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上海の名老中医、裘沛然教授88歳で本を出版
今年で88歳になる名老中医、裘沛然教授は上海中医薬大学終身教授・博士生指導教官で、医学だけでなく『辞海』・『大辞海』などの辞書の編纂に携わっておられ、文化人としても名高い。臨床経験70歳の裘沛然教授は上海だけでなく、中国の中医界でも大御所的存在である。
今回、上海辞書出版社から出版された『裘沛然選集』は、集められた文章は65編、医論が35編、随筆66編、医案125本、詩歌140首、60万字で上下2巻の書物だ。
88歳になられた現在でも、公の場所にたびたび顔を出され、寧波訛りの中国語で大きな声で講演なされる姿には、衰えを感じさせない。『裘沛然選集』にはそのほか裘沛然教授が今まで心がけてられる養生訓も紹介されている。
余談だが、この裘沛然教授はかなりにヘビースモーカーで、筆者が聞いた講演でも、いきなりタバコを取り出して吸い出すほどだ。東洋学術出版社の季刊『中医臨床』にもその講演の様子が藤田康介氏によって紹介されている。詳しくは2003年3月の92号を参照していただきたい。
出典:新華社 2004年3月31日
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