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世界で広まりつつある中医学の輪
WHOが2001年の西太平洋地区会議において、伝統医薬の発展戦略を打ち出し、さらに2003年5月のWHO第56回大会において、2002年から2005年までの伝統医薬の発展のための決議が行われている。これら背景からも分かるように、中医学を含む伝統医学に対して、世界から一定の注目を浴びていることは確かだ。
ヨーロッパを例にとると、イギリスでは全国に中医診療所が3000近くあるといわれており、ロンドン地区だけにも私立の中医診療所が600箇所設立されている。
アメリカでは、すでに50州のうち44州で鍼灸が合法的に認められるようになり、カナダでも中医診療所が増加傾向にある。
また学術・教育面でも発展がみられる。すでにオーストラリア・イギリスでは大学の中に、中医学もしくは鍼灸を専攻にした課程を設置し、学歴を取得できる大学教育が行われてきている。
アジア地区では、中国大陸はもちろんのこと、台湾・韓国は以前から伝統医学を教える大学学部が設置されており、伝統医師としての資格が設置されているほか、香港でもここ数年で既に中医学を専門に教える大学学部と中医師制度が制定され、中医薬を初め、鍼灸・推拿を含めた総合的な治療が行える中医師の養成が進められている。
出典:上海中医薬報より抜粋
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