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北京に道教を特色にした中医診療所が開業
4月27日に北京で初めて道教を特色とした中医診療所が白雲観にて開業した。北京白雲観副監院李宇林氏によると、道教のさまざまな伝統的な手法をもとに、薬物・鍼灸・養生などの一体化した治療を目指すとともに、食養など日常生活の指導も行う。中医診療所の中には、中医内科・中医皮膚科・中医鍼灸科・中医骨按科などを設置し、資格をもつ3名の道医のほかにも、薛伯寿・胡海牙など数十名の老中医師を迎える。また毎月初一、十五は診察を無料にするほか、北京に出稼ぎに来ている人など低所得者の人たちには診察費用を安くして診察にあたる。その他、丹・膏・丸・散などさまざまなタイプに調剤するサービスも行う。
道教と中医学は密接な関係があり、「医道同源」・「十道九一」などの熟語が残っているぐらいだ。また道教にあるさまざまな養生術や内丹修煉法などは中医学の起源とも深く関係がある。歴史的にも有名な葛洪や孫思
邈などは医師でもあったが、一方で有名な道士でもあった。
写真は葛洪が山にこもって修行したと言い伝えのある江西省の三清山の夕焼け。道教の山としてお寺も残っている。山之内淳氏提供。
出典:新華社 2004年4月27日
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