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上海の老中医、顔徳馨教授による中医学人材奨励基金
中国でも著名な老中医で、同済大学中医研究所所長の顔徳馨教授が1999年より中医学の人材育成のために基金を設立している。これは顔徳馨教授が医療活動を始めて60周年になる1999年に、今まで蓄積された原稿料、講義料など20万人民元(約268万円)を基礎に作られた。その後、この考えに賛同する人の寄付金も集まり、80万元(約1069万円)までに増えてきた。すでに2001年に第1回目の授与が行われ、中国全国の14人の関係者に授与された。
第2回目にあたる今年の人材選定の特徴として、例年の医療、教育、研究、新薬開発方面で貢献のあった人材10人のほかに、「SARSに貢献のあった優秀中医人材奨」が設立され、広東省中医医院林琳主任医師、楊志敏主任医師が選ばれた。また中医優秀人材一等奨には上海中医薬大学付属龍華病院中医外科の厥華発主任医師が選ばれた。今回の授与式には上海市政府から副市長や衛生局副局長が参加した。
出典:新華社 2004年5月30日より抜粋
担当:山之内 淳
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