サイト内キーワード検索


お問い合せ

東洋学術出版社

〒272-0021
 千葉県市川市八幡
 2-16-15-405

販売部

  TEL:047-321-4428
  FAX:047-321-4429

編集部

  TEL:047-335-6780
  FAX:047-300-0565

▼中国最新情報

« 中国最新情報 トップに戻る

「五運六気」の運気学説で疫病の流行を研究 

 中国国家医薬管理局のSARSに関する研究課題の中に、「五運六気の理論から疫病を予測する」というテーマがあり、これがこのほど安徽中医学院で研究テーマとして正式に始動することになった。この研究では、まず今後3年以内に発生するだろうと思われる疫病を運気学説の立場から研究して、さらには今後60年にわたっての疫病の予測を試みるというもの。
 その内容は、実際の気象情報のデータと中国古来からの運気学説との相関性を分析し、その実践性について検証するのがこの課題の目的だ。運気学説は、古代人が自然の変化の規則性から疾病への影響に関して研究を行った学説で、疫病の発生と気候との関係は、古代から中医学の分野では注目されている。中医学には「上工治未病」とあるように、予防において運気学説は欠かすことができない。運気学説は占いや運勢などと同じというわけではなく、さらに確固とした理論でもって組み立てられている。
 今回の研究課題は、安徽中医学院の顧植山教授を筆頭に、中国中医研究院、中国科学技術大学、北京中医薬大学、広州中医薬大学、安徽省気象信息センターが合同で行い、広州中薬大学の鄧鉄涛教授、北京中医薬大学の王玉川教授などが学術顧問として参加する。 

出典:上海中医薬報より抜粋 
担当:山之内 淳 整理


ページトップへ戻る