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大腿骨頭壊死に使う中医薬の研究成果 

 6月26日に広州で開催された「中西結合医によって治療する大腿骨頭壊死の学術討論会」にて、広州中医薬大学の袁浩教授が中医薬を使った大腿骨頭壊死治療の成果を発表した。
 大腿骨頭壊死はステロイドを長期に使用したり、飲食の不摂生、外傷などによってひきおこされる。悪化すると人工関節置換術を選択することを余儀なくされる。
 全国の重点科目にも指定されている広州中医薬大学中医骨傷科の袁浩教授は、大腿骨頭壊死治療のポイントは血管の病変により、大腿骨頭に血液が供給されにくくなることが原因と考え、その中で中薬の木豆葉が血管の再生にきわめて有効であることを発見した。その後、40年にわたる臨床経験から、補腎健骨、消腫止痛、活血化瘀作用のある通絡生骨膠嚢を開発した。
 すでに、動物実験では、血清中のカルシウムやリンの濃度を上昇させ、患部の血液の流れの状態を回復させ、成骨細胞の生成を促進し、働きを活性化させ、壊死した骨内部の血管と骨髄を修復再生する。同時に骨の密度を上昇させ、骨粗鬆症の防止にも役立つことを実証したとしている。
 通絡生骨膠嚢を使った西洋医学と中医学をドッキングさせた治療法は、中国国家中医薬管理局の重点研究課題として指定されており、すでに浙江海正薬業公司が製品の開発に投資を行っている。 

出典:中国中医薬報他


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