中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　広東省広州での話。広州市茘湾区に住む市民の通報によると、昌華南街のあるアパートの一室で、使用済みの党参を硫黄に浸し、さらに道端で乾燥させて、党参として販売していたことが発覚した。
　党参は甘粛省から運ばれてきたといい、色も雪のように白く、見るからに上質な党参だ。しかし食べてみると洗剤の味がするそうだ。実際、広州の中医薬局では、小紋党参で500グラム35元、中紋党参となると500グラム80元する。使用済みの党参は、当然質も悪く、柔らかく、当然薬効もほとんどない。それでも、闇では500グラム20元で取引されるとか。ただ、洗剤や漂白剤を使った党参に関しては、健康への害が心配されるために、当局による取締りが行われるようだ。
　

出典：新民晩報　2004年8月4日　
担当：山之内　淳