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今年も冬虫夏草、高値をつける 

 冬の「冬季進補」の時期が近づき、補剤の代表の一つである冬虫夏草が中国の市場で、値上げを続けている。10月の国慶節休みの価格で、1g60元(800円前後)、去年より70%以上の上昇となっている。
 去年のSARS騒ぎの影響もあり、市場では潤肺補腎作用のある冬虫夏草に関して注目しており、特に最近ではいままで人気のあった西洋人参にかわって、冬虫夏草がよく売れているようだ。2003年10月の冬虫夏草の値段は、1gが35.2元、ところが10月になると50元、さらに今年に入って60元と値上がりが止まらない。特に、品質がよい1キロ当たり2000匹の規格の冬虫夏草に関しては、1gあたり110元(1474円)となっている。
 冬虫夏草が育っていくには6年の歳月が必要で、さらに3500-5200メートルの高原地帯に生息する。そのため、産地を見極めることも大切だ。上海の老舗の薬局では、冬虫夏草の偽物と本物の見分け方を教えるなどのサービスも行っている。 

出典:新民晩報  2004年10月4日 
担当:藤田 康介


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