|
▼中国最新情報
« 中国最新情報 トップに戻る
香港の18の区で中医外来部、2005年にも本格始動
香港特別行政区政府の衛生福利および食物局の周一岳局長によると、もっと若い世代にも中医学を修得してもらおうと、香港の18の区で中医外来部を増やしていく方針で検討に入った。現在、香港では8000人が中医師として登録されているが、60歳以上が3割を占め、40歳以下の中医師は800人にすぎない。香港の三つの大学では、毎年79人の中医学専攻の大学生が卒業しているが、就職するチャンスが少なく、実際に中医学で仕事をしている人は少数にとどまっている。そこで、市民の関心も高い外来部を香港各地に設置して、若い世代にも関心を持ってもらうのが狙い。また入院患者に関しても西洋医師と共同で患者の治療が当たれるように制度を整備する方針だ。とくに痛みの治療や癌治療に関して、中医学の積極的な関与が期待されている。(写真は香港浸会大学の中医外来部の様子。患者の数が絶えない。)
出典:新華社香港 2004年11月29日
担当:岸田憲次
ページトップへ戻る
|