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注射など看護士も利用できる中医の知識
中国の中医病院では、入院患者を中心に看護士でも積極的に中医学を導入している。そのため、看護士も中医学の基礎的知識の習得が要求されており、基礎理論などの学習も行っている。舌を見たりすることも看護の上では重要な意味をもつ。
浙江省中医院でも、注射を行うときに「水針」の理論を使って、患者の症状にあわせて注射する部位の経穴を決めて、注射の効果を高める治療が行われている。たとえばシャックリが頻発する患者に対しては合谷穴に注射を行ったり、腹部に手術を行った患者で、腹部膨満感がある場合は足三里穴に注射を行うのもその一つだ。さらに中医学ならでは看護法が沢山あるため、この病院では毎年新人の看護士に対して、中医看護技術試験を行い、水針注射や中薬浣腸、吸いだまの実技など基本的な技術の修得を目指している。
出典:中国中医薬報 2004年12月3日
担当:山之内 淳
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