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中華中医薬学会絡病分会が成立される
12月11日に中華中医薬学会絡病分会が北京で設立された。経絡と一般に呼ばれるものの経と絡とではその定義は異なる。簡単に、経が河の大きな流れであるとすれば、絡はその支流のような関係になる。絡病学は中医学の学説の中でも、最近注目されてきた分野。中医絡病学に関して、現代医学では微小血管の研究と深く関わりがあるだけでなく、免疫学や神経内分泌分野との関連が注目されている。特に難病と呼ばれる疾患に関して、絡病学の応用が期待されており、すでに一部の専門家の間で通絡法などの研究が行われている。
中国中医薬学会理事の呉以嶺教授は、1980年代から絡病学の研究に取り組んでいる専門家の一人。すでに中国国家中医薬管理局の「絡病病の理論とその応用研究」の研究を続けており、自著の『絡病学』の本も出版された。この中では『黄帝内経』、『傷寒雑病論』を初め、葉天士の臨床経験などを整理して、絡病学における「三次元の立体ネットワーク系統」理論を提唱し、国内で初めて「絡病論治」を使って臨床での治療に役立てている。
出典:中国中医薬報 2004年12月13日
担当:山之内 淳
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