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上海中医薬博物館がOPEN
上海市の今年の「十大科学普及プロジェクト」の一つである上海中医薬博物館が12月18日にOPENした。今年の一連の博物館プロジェクトの中で最も大きな規模のものになる。場所は上海の浦東新区の張江ハイテクパークに位置する上海中医薬大学のキャンパス内で、円筒形の建物が象徴的。 建築面積は6413平米で、館内には新石器時代からの中医学に関係する資料が14000点あり、そのうち700点が展示されている。そのほかに中医学の貴重な文献なども展示されている。また中薬関係では3000あまりの生薬・中成薬が展示される。珍しいものも少なくなく、例えば長沙の馬王堆漢墓から出土した桂皮・辛荑・茅香のほか、泉州湾の宋代の沈没船から発見された木香・沈香、宋代の民間の医師たちの間で使われた八掛串鈴、清代乾隆皇帝が編纂に関わった『医宗金鑑』の鍼灸銅人などは、中国国内でも貴重な展示品だ。
博物館の中は医学史博物館・中薬標本館・大学史館の3つのブースに分かれている。この博物館は年間300日見学が可能で、年間のべ15万人の見学者を見込んでいる。
出典:東洋学術出版社
担当:藤田 康介
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