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中医薬を処方する薬剤師のコンテストが上海で開催される
中国の中医病院では、大量の湯液の処方を正確に配分することが薬剤師の大切な仕事となっている。さらに、生薬の品質の管理や本物と偽物の区別なども重要だ。12月17日には上海中医薬大学の三つの附属病院が合同で、中薬に携わる薬剤師のコンテストが行われた。
まず、初めのコンテストの内容は、5分以内に指定された袋の中に入っている生薬の名前を識別して、名前を正確に書き出す作業。中には様々な種類の生薬が入っていて、短時間に識別するのは至難の業だ。さらに、指定された12種類の生薬からなる処方を短時間に正確に分配する作業も行われた。
大量の患者をさばかないといけない中国の中医病院では、一般に分配作業に秤を使って行わず、天秤をつかって正確に分配する方法が取られている。そのため、若干の誤差が出ることは許されているが、それでも2%以内ということになっている。
出典:新聞晨報 2004年12月18日
担当:山之内 淳
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