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雲南省の生薬資源は6559種類、世界で最も豊富な地区
国連開発計画(UNDP)のプロジェクトの一環として、雲南省で産する生薬の輸出へ向けての研究が始まっている。この2年間、UNDPのもとで専門家が雲南省の生薬について調査を行ったところ、その種類は6559種類に及び、世界でももっとも生薬が豊富な地区とされている。雲南省全域で生息する野生植物の薬材は90万トン以上、さらに農家が栽培している生薬に関しては145種類で年間の産出量は2.2万トンに達する。一方で、動物系の薬材に関しては年間440トン産出し、その量の豊富さは世界でも屈指の規模となっている。
中国は現在、世界130カ国に中薬を輸出しているが、そのうちシンガポールだけでも年間2万トン、価格にして6000万米ドル、インドネシアも毎年1100万米ドルの生薬を中国から輸入している。そこで、中国政府も中薬を輸出品目のなかの重点品目とし、力を入れていく計画だ。また雲南省も31.4億人民元を投資して、中国国家雲南中薬現代化科技産業基地プロジェクトを稼動させた。
出典:『雲南日報』
担当:岸田 憲次
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