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上海で発売の「野山人参」、22パーセントが『薬典』の規定にあわず
上海は中国全国でも最大の「野山人参」の消費市場で、毎年250キロ消費されている。そのうち、上海の老舗中医薬局の神象、童涵春堂、蔡同徳、北京同仁堂の4大ブランドで180キロが消費される。野山人参の価値は、その採取時の形の完全性に大きく左右され、折ったりすればそれだけで価値が落ちてしまうため、機器で分析するのも非常に難しい。
そこで、上海の生薬市場の野山人参を検査するため、上海市薬物監督局では上海中医薬行業協会の協力を得て、2004年年末から年始にかけて市内の野山人参に関して調査を行った。今回、調査の対象となった100本の野山人参のうち、その品質が『薬典』の基準に達しなかったものが22%存在し、相変わらず悪質業者による野山人参が出回っていることが明らかになった。とくに一部では生栖参を使って野山人参とうたっているものも見つかった。さらに、偽ものの「野山人参」を「製作」している工場も上海郊外で発見された。
高価な生薬を買う場合には、まだまだ目利きが必要なようだ。
出典:新民晩報 2005年1月17日
担当:山之内 淳
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