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広州で感染症に効くといわれる生薬の売れ行き好調
全国的に散発的だが流行している流行性脳髄膜炎の影響で、広州各地の薬局では、感染症に効果があるといわれている生薬の売れ行きが好調だ。また中成薬(漢方薬)を製造する製薬会社も増産体制に入っている。
広州で有名な薬局である金康大薬房や老百姓大薬房、ニ天大薬房では、これら中医薬の在庫を増やしている。さらに、最近特に呼吸器系疾患や頭痛、発熱などで病院を訪れる患者が多く、中成薬では清開霊や板蘭根などの使用が増えているいう。
薬局では、野菊花・連翹・甘草・板蘭根などの生薬の売り上げがいつもの数倍の割合で伸びているという。また金銀花をつかった中成薬の売り上げも増えているという。広州明興製薬有限公司では、清開霊の売り上げが、2005年1月は2004年1月の倍になり、現在在庫がない状態で、休日返上で製造に当たっているという。
全体的には予防を目的としたOTC薬剤が売れており、中国の各製薬会社は増産体制に入っているが、新薬の製薬会社に関してはあまり大きな影響はないようだ。
出典:新華社広州 2005年2月6日
担当:山之内 淳
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