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エキス剤を自動的に配合するシステム
中国の病院では、患者が待たされることが非常に多い。診察室の順番待ちはもちろんだが、それについでよく待たされるのが生薬を配合しているときの時間待ちだ。そこで、最近新しく開設された浦東にある上海中医薬大学附属曙光病院東部では、エキス剤に関してはコンピューターと連動して自動的に配合できるシステムを導入した。
現在この病院では1000種類のエキス剤が使われている。外観は伝統的な生薬薬局だが、実は各引き出しには一定量のエキス剤の袋が収納されている。それにコンピューターが連動して処方にあわせたエキス剤の量と種類が自動的に配合される仕組み。
エキス剤は煎じる必要がないので、中国の病院でも徐々に使われだしている。コスト的にまだ問題が少なくないが、これから中国で発展が期待できる分野ともいえよう。
出典:東洋学術出版社
担当:山之内 淳
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