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中医痰湿と体質の研究が専門家の審査を通過
北京中医薬大学の王琦教授が中心となって行っている「中医痰湿体質の特徴と分子機構の研究」が中国教育部による専門家の審査を通過した。
王琦教授は、1970年代から1980年代にかけて、中国で初めて中医体質学説とそれに関係する論文を発表し、研究チームをつくって痰湿の体質とその文献研究、流行病学研究を行ってきた。そして、痰湿体質の概念と診断するための基準を確立してきた。
この研究では、肥満体質の患者と痰湿との関係を調べ、血脂、血糖、イニシュリン、過酸化血脂などについて分析を行い、肥満体質で痰湿型の患者は糖代謝・脂質代謝・エネルギー代謝の異常、フリーラジカルの除去の問題、微小循環障害などがみられるとした。とくに、免疫遺伝子学、分子生物学の角度から痰湿の体質の本質について研究し、遺伝学的立場から痰湿患者の診断基準について探求が行われた。
出典:中国中医薬報 2005年3月16日
担当:岸田 憲治
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